産後だけど、栄養補助としてプロテイン飲んでみようか迷ってます。
産後は栄養不足になりがちで、母乳をあげていると栄養面も気になりますよね。
今回は、そんな産後の授乳中でもプロテインは飲んでも大丈夫なのか検討している方に向けての疑問を解決していきます。
授乳中のプロテイン
そもそも授乳中にプロテインって飲んでも大丈夫?
持病や食事制限がない場合、授乳中にも飲んで良いプロテインであれば基本的にプロテインを飲んでも構いません。
ただし、プロテインだけでは栄養素が足りないため、あくまでも食事の補助としてプロテインを活用していきましょう。
プロテインの原材料
プロテインは一般的に大きく分けて3種類あり、食品中に含まれるタンパク質から作られています。
その3種類とは牛乳に含まれるホエイプロテインとカゼインプロテイン。そして大豆に含まれるソイプロテインがあります。
例えば、ホエイプロテインは牛乳を原料としています。
ホエイプロテインは母乳の成分に近く、低カロリーで栄養が凝縮しており、吸収が早いのが特徴です。
肉や魚と比べてプロテインは吸収しやすいように加工されているため、効率的にタンパク質を補給できます。
授乳中のタンパク質の必要性
授乳中は通常時と比べてタンパク質の必要量が多くなります。
母乳に含まれる分のタンパク質が損失するため、授乳中は1日のタンパク質必要量が多くなります。授乳中に必要なタンパク質量は1日あたり70gです。(※『日本人の食事摂取基準2020年版』を参照)通常時は1日50gなので、普段よりも牛乳3杯分相当のタンパク質をプラスで補う必要があります。
授乳中は1日7~8回と何度も授乳タイムがあり、自分の食事は後回しになりがちですが、普段以上にタンパク質をはじめとする栄養素のバランスを意識することが求められます。
授乳中にプロテインを飲むときのポイント
授乳中に飲んでもおっぱいは詰まらない?
授乳中にプロテインを飲んでもおっぱいが詰まらないか気になりますよね。実は、食事の内容が直接的に母乳の詰まりの原因になることを示す論文はありません。
厚生労働省が発表している『妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針』において、授乳中に特にたくさん食べるべき食品はないことと、反対にお酒以外に食べてはいけない食品はないことが示されています。
また、厚生労働省が発表している『妊産婦のための食事バランスガイド』において、乳製品の1日の目安量は牛乳コップ1.5杯分程度となっていますので、プロテインを溶かす際に牛乳を使用できます。
プロテインをはじめとする特定の食品が母乳の詰まりになるといった根拠はありませんが、もし気になる場合はかかりつけの医師に相談してみましょう。
プロテインはあくまでも栄養補助として
手軽に栄養を補えるプロテインですが、それはあくまでも栄養補助として活用し、まずは3食の食事をきちんと摂ることが大切です。
「これだけでOK」「完全栄養食」と謳うプロテインもありますが、産後は普段よりも多くの栄養素が必要です。
そのため、栄養不足にならないようにあくまでも毎日の食事を基本としましょう。
授乳中でも飲んで良いプロテインを選ぶ
プロテインを選ぶ際にはメーカーのサイト情報や成分を確認しておきましょう。
プロテインの商品によっては、授乳中の使用を避ける旨の表示がある場合もあります。
ほかにも、授乳中は妊娠前よりもヨウ素の必要量が多くなる一方、ヨウ素の量が過剰になると母乳中のヨウ素濃度が高くなることが分かっていますので、極端にヨウ素の量が多くないか確認しておくことも大切です。
そのため、プロテインメーカーの注意書きやQ&Aを確認しておくことが大切です。
医師に相談
健康面が気になる場合や成分内容が気になる方は、医師や薬剤師に相談してみましょう。
特に食事制限や栄養指導を受けている場合はプロテインを飲んでもいいか確認する必要があります。
普段の食事でタンパク質や栄養素が足りているのか気になる場合は管理栄養士に相談してみると良意でしょう。
まとめ
授乳中のプロテインの使用について解説しました。
プロテインは食品に含まれるタンパク質を吸収しやすいように加工したものなので、基本的には授乳中に飲んでも問題ありません。一方で、プロテインはメーカーごとに栄養素の量や成分の内容が異なるので、成分表やメーカーのサイトを見て確認して選ぶことが大切になります。
ですが、プロテインはあくまでも栄養補助として考え、まずは3食きちんと摂ることから心がけていきましょう。
授乳中でも飲めるプロテインの紹介
食事が第一ということはわかったけど、育児に追われるとやっぱり毎日バランスの良い食事は難しい、、、。そんな時に気になっていたプロテインがあったら嬉しいですよね。
最後に授乳中でも飲めるおすすめのプロテインをご紹介します。
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