女性の身体は妊娠・出産を通して大きな変化が起こります。
そのため、出産後に抜け毛や妊娠線(肉割れ)、肌の不調で肌トラブルに悩む女性も多いと思います。
今回はその中でも出産後の肌トラブルはなぜおこるのか、またその対策方法について解説していきます。
産後の肌荒れトラブルの原因はホルモンバランス
ホルモンバランスの急激な変化
女性の身体は妊娠・出産に伴い、体内で大きく「女性ホルモン」が変化します。
女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンの2種類があります。
●エストロゲン(卵胞ホルモン)
女性らしさを形成するホルモンで排卵や妊娠などへの準備を促すために心とからだを整える役割があります。肌や髪のうるおいを保つ働きもあり、「美肌ホルモン」と呼ばれることもあります。
●プロゲステロン(黄体ホルモン)
妊娠をつかさどるホルモンで子宮内膜を柔らかくして受精卵を着床しやすくするなど、妊娠や出産に欠かせない役割があります。また、皮脂分泌を促進する働きもあります。
妊娠するとこれらの分泌量は増加し、この女性ホルモンは肌にも影響を与えるのです。
エストロゲンとプロゲステロンの分泌は、妊娠週数を重ねるごとに徐々に増えて分娩時にピークを迎え、出産後は急激に減少していきます。産後1~2週間ごろには分泌量がほぼゼロとなり、急激なホルモンバランスの変化により体調不良になるママも少なくありません。
このようなホルモンバランスの変化、特にエストロゲン分泌量の激減により、お肌も悲鳴を上げてしまうのです。ターンオーバーが乱れやすくなり、深刻な肌荒れが生じやすくなります。
更に悪化させる肌荒れ原因5つ
生活の変化によるストレス
妊娠から産後と短い期間で体型と共に生活も大きく変化します。
特に産後には育児が始まるため、生活リズムが乱れてがちになり、ストレスを溜めやすい状況となってしまいます。ストレスを溜めることはホルモンバランスの乱れを起こすことにつながるため、肌荒れの原因にもなってしまいます。
睡眠不足
産後は育児が始まり、まだ生活リズムが確保できていないため乱れやすくなります。生活リズムが乱れてしまうことで睡眠不足になる場合があり、睡眠不足になると、疲労とストレスが溜まっていってしまいます。これらは肌荒れの典型的な原因になってしまいます。
また、産後はまだ体調が万全ではなく、疲労とストレスが早く溜まっていくこともあるので注意が必要です。
食生活の乱れ
生活リズムが乱れると食事の時間や量なども乱れてしまいます。また、育児の忙しさから栄養バランスを考えた食事をゆっくり摂ることも難しくなります。また、体調が万全ではないので、あまり食欲が出ないという方もいるでしょう。
そのため、肌の調子を整えるタンパク質やビタミンなどの栄養が不足してしまい、肌荒れを起こしてしまう場合があります。
便秘
食生活の乱れや母乳作りに水分を奪われて、水分不足になり便が硬くなり便秘になりやすくまります。
便秘になると腸内環境が悪くなり腸内に有害物質が溜まってしまい、その影響によって肌荒れが起こる場合があります。そのため、便秘が肌荒れの原因となってしまう可能性もあります。
妊娠や出産に関係なく便秘に悩まされる女性は多く、産後の体調不良や生活リズムの乱れなどが重なることで、さらに肌荒れが起こりやすい状態となってしまいます。
首や肩凝り
産後の育児では、赤ちゃんの抱っこや授乳などで首や肩周りに強いコリを感じるようになります。コリがあるということは、その部分の血行が悪くなっているということでもあります。血行の悪さも肌荒れの理由につながってしまう可能性があります。
産後の肌荒れに効果的な対策3選
産後はホルモンバランスが乱れやすく、育児もあるので肌荒れをしやすい状況が整ってしまっています。
しかし、適切に対策することで、産後であっても肌荒れを抑えられることが可能です。
そのポイントを3つ紹介します。
十分に保湿する
産後にターンオーバーが正常に行なわれなくなってしまうと、皮膚が新しいものと入れ替わりにくくなってしまいます。古い皮膚は乾燥しやすく、外部からの刺激にも弱いので、十分に保湿して肌を守ってあげる必要があります。
赤ちゃんのお風呂上がりにケアすると同時に、スキマ時間を見つけてママもしっかりケアをして保湿するようにしましょう。
睡眠と休息の確保
産後は授乳や赤ちゃんのお世話で忙しくなるため、生活リズムが整えられずに睡眠不足になり、疲労を蓄積してしまい、また体調も万全ではない場合も多いでしょう。
そのため、睡眠時間と休息時間の確保を意識して、肌荒れの天敵である睡眠不足と疲労を解消するようにしましょう。ただし、睡眠時間と休息時間を確保するには周囲の協力が必要になるので、無理せずに周りに助けを求めましょう。
バランスのとれた食事
育児が忙しいと栄養バランスを意識した食事ができなくなってしまいます。そのため、肌に必要な栄養が不足してしまうこともあります。
そのようなことを防げるように、海藻やきのこ、果物などの肌に良い栄養を含む食べ物にはどのようなものがあるのかを把握しておき、意識して食べるようにするといいでしょう。
可能であれば、肌だけを意識するのではなく、体調を回復させられるようにバランスのとれた食事を摂るように意識することが大切です。
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産前、産後と自分に合った時に活用
産後は育児に忙しくバランスの取れた食事が取れないことが多いですが、産前でも体型や体質の変化で食事がきちんと取れないということもあるでしょう。
体調は産前、産後関わらず人それぞれです。
出産前に栄養面のことも考えてお試しで初回限定セットを利用してみるのもおすすめです。
まとめ
産後の肌荒れの主な原因はホルモンバランスの乱れですが、意識すれば防ぐ方法もあります。
ですが、その中でも一番難しいのが栄養バランスの取れた食事です。
産後の身体は全治2カ月の交通事故被害者と同じくらいといわれるほどです。そんな状態で、赤ちゃんのお世話をしながら回復しようとしている訳ですから、栄養は大切と分かっていても産前の時のように料理に手間はかけられません。
そんな時こそ、身体の回復や肌トラブルを防ぐために宅配弁当をうまく活用してみてください。
出産を控えたプレママさんも、出産前から産後の食事の支度について対策を検討しておくのがおすすめです。
「産後の食事くらい何とかなるでしょう?」と思う方もいるかもしれませんが、いざ体験してみるとものすごく大変ですよ。
「妊娠や出産は病気ではないから」とか「母親だから(あるいは妻だから、夫だから)料理くらいしなくちゃ」と、限界まで頑張る必要はありません。
家事は家族や外注サービスをうまく活用し、赤ちゃん誕生後のハードな生活を少しでもラクに、喜びのある楽しい子育てができる工夫をしてはいかがでしょうか。